James Moody
James
Moodyは1925年にGeorgia州Savannahに生まれた。New Jersey州で育ち、George omess Tate、Don
Byasといったミュージシャンに魅了されサックスを始めた。後にフルートも手掛けるようになる。1943年にUS Army Air
Corpsに志願し、基地ではnegro bandで演奏活動を行った。1946年に除隊後はDizzy
Gillespieのバンドで2年に渡り活動し、その後も1964年に同バンドに参加しKenny BarronやLes Spannらと共演した。
1948
年にはBlue
Noteレーベルに初の録音を残し、ここでは初めてサックスとフルート両方を演奏している。同年にヨーロッパへ移り、3年に渡り滞在しているが、その間ア
メリカでは「人種差別に追いやられた」などと噂されることもあった。ヨーロッパでは1952年にヒットした"Moody's Mood for
Love"をはじめアルトサックスをレパートリーとした点やレコーディングアーティストとして確立した点、ヨーロッパのジャズ発展に寄与した点など、その
働きは評価されている。1952年にはアメリカに戻り、Prestigeレーベルで活動する傍ら自らのバンドでPee Wee
Mooreらと活動した。Mike Longoとの活動も知られている。
1998年のBob Bernotasのインタビューによると、Moodyは「ジャズとはまさしく精神の共鳴そのものである」と語ったとのことである。
そ
の後はJames Moody Quartetとして知られるRenee Rosnes、tood Coolman、Adam
Nussbaumらから成るバンドで活動した。また、Dizzy Gillespieのバンドで一緒だった旧友らとの演奏、2007年のJon
Faddisも知られている。
2005年にMoody scholarship Fundを立ち上げた。教育プログラムにも参加し、中にはInternational Association for Jazz Education (IAJE)も含まれる。
2010年に、妻がJames Moodyの膵癌を明らかにした。2010年12月9日に癌のため亡くなった。