Sadik Hakim
Sadik HakimはArgonne Thorntonとして1919年7月15日にMinnesota州Duluthで生まれた。
Argonne Thorntonは祖父からピアノを習い、1939年からプロ活動を始めた。1944年にはNew Yorkへ移り、Ben Websterのもとで活動することとなった。Charlie Parkerの"Ko-Ko"のセッションに参加したほか、Dexter GordonやLester Youngとも録音している。
1947年に改宗しムスリムとなり、ムスリム名としてSadik Hakimをもらった。
Sadik HakimはThelonious Monkの曲であるEronelの協作曲家として名を連ねており、他にも有名なビバップの曲の中でSadik Hakimの作った曲があると言われる。
1949年にMontrealを訪れたのち、移住しており、以後は当地のジャズシーンで活動していたが、1950年11月に薬物使用のためカナダを去ることを余儀なくされた。1950年代はその後New YorkでJames MoodyやGeorge Holmes Tateらと活動した。
1966年から1976年にかけて再度Montrealに戻り、Charlie Biddleとともにバンドを作り録音を残した。1976年から1980年にかけてはわずかな録音を残したほか、1978年にSonny Stittとアルバムを制作している。1982年にThelonious Monkの葬儀でRound Midnightを演奏し、自身も1983年6月にNew Yorkで亡くなった。
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