John Lewis John Lewis
John Lewisは1920年5月3日、Illinois州LaGrangeに生まれた。New MexicoのAlbuquerqueで育ち、7歳の時からクラシックピアノを母に習った。音楽はNew Mexico大学で学び、同時に人類学を学んだ。
第二次世界大戦中、徴兵にとられ、3年に渡ってFranceに駐留し、そこでKenny Clakeと出会った。Kenny Clarkeのバンドにでは作曲・編曲も手掛けた。1945年に徴兵を終え、復学した。
復学後、秋にはAllen Eager、Hot
Lip PageらとともにNew Yorkに移った。翌年、Dizzy
Gillespieのビッグバンドに参加した（ドラマーとしてKenny Clarkeが在籍していた）。また、Manhattan音楽大学へ通った。1948年、ビッグバンドはヨーロッパでのコンサートを行ったが、これによりJohn Lewisは勉学を中断することとなり、コンサート後はヨーロッパに残り音楽を学ぶこととした。
アメリカに戻ると、1948年にはCharlie
Parkerと共演（この時期に"Parker’s Mood”の録音にサイドメンとして参加している）、1949年にかけてはIllinois Jacquet、1950年から1951年にかけてはLester
Youngのバンドに在籍した。1949年にはMiles
Davisの”Birth of the Cool”の2度目のレコーディングに参加している（1度目はElla Fitzgeraldに同行していたため参加できず、代役としてAl Haigが参加した）。このセッションではMove、Budoのアレンジを手掛け、楽曲としてはRougeを提供した。
Dizzy Gillespieビッグバンドに在籍中、ビッグバンド内の小グループとしてMilt Jackson、Kenny Clark、Ray Brownのカルテットで管楽器の休憩中に演奏していたが、1950年に入ると単独のMilt Jackson Quartetで知られるバンドとして活動するようになった。Ray
Brownは妻Ella Fitzgeraldのバンドに移り、代わりにPercy Heathが参加した。バンドはModern Jazz Quartetと名を改め、バンドの在り方もMilt Jacksonの激しい即興演奏を主としたものから徐々に、穏やかな室内楽風の演奏に移行した。1953年にはManhattan音楽大学で修士を取得し、以後20年間に渡ってModern Jazz Quartetを中心として活動した
また、Massachusetts 州LenoxのMusic Innにおいて1957年から1960年にかけて年に一度行われるSchool of Jazzの指揮を執ったり、1958年から1982年にかけてはMonterey Jazz Festivalの音楽監修を行ったりという活動も行っている。
1960,1962年に録音したアルバム
"Essence"においてはアレンジャーとしてGary McFarlandを起用しており、John Lewisが当時新進気鋭のアレンジャーであったGary McFarlandの才能に注目して制作されたアルバムとされている。
1974年にModern Jazz
Quartetを解消した後はCity College of New YorkとHarvard Universityで教鞭を執った。
1981年にModern Jazz
Quartetを一時的に再結成し、1985年にはAmerican
Jazz Orchestraを設立した。
1990年代にも教育、作曲、演奏活動ともに継続し、1992年には”Re-birth of the Cool”に参加した。
前立腺癌を患い、闘病の末、2001年3月29日にNew Yorkで亡くなった。
Reference
1. Wikipedia
(https://en.wikipedia.org/wiki/John_Lewis_%28pianist%29)
2. ライナーノーツ（岡崎 正通,
2012. Essence, -John Lewis Plays the Compositions & Arrangements of Gary
McFarland, WPCR-29317, Atlantic 1425, 1960+1962）
3. Liner Notes (Ralph J. Gleason, 2013. April in Paris (Phoenix 131597), Phoenix, 1956+1957)
Modern Jazz Quartet (MJQ)
Compositions
April in Paris / Phoenix 131597, Phoenix, 1956+1957
Essence -John Lewis Plays the Compositions & Arrangements of Gary
McFarland, WPCR-29317, Atlantic 1425, 1960+1962
As a sideman