Chris Anderson
Chris Andersonは1926年2月26日にChicagoに生まれた。10歳までには映画のスコアを演奏し、独学でピアノを学んでいた。ハイスクールを卒業するまでにはSouth
Sideのバーでブルースを演奏し、アルバイトでレコード店に勤めてNat
King ColeやArt Tatum、Duke Ellingtonの演奏に聴き入っていた。このころからジャズに目覚めたようである。あまりピアニストは聞かず、Gil
EvansやNelson Riddleらに影響を受けた。
18歳にはChicagoのギタリストであるLeo
Blavinと共演するようになり、Leo Blavinの紹介もありSonny
Stittと共演する機会も得た。それから2年ほどでCharlie
Parker、Howard McGheeらとともにPershing Ballroomコンサートで演奏している(Charlie Parker
"Evening at Home With the
Bird"として録音が残っている)。その後は15年にわたりChicagoのバーでハウスピアニストとして活動していた。
1960年、Herbie HancockがChris Andersonの演奏を耳にし、教えを乞うてきたという。このことがミュージシャンの間で後々知られるようになり、Chris
Anderson自身も広く知られるようになった。
1961年、Philly Joe Jones、Bil Leeらとトリオでの録音を残した。また、Dinah
Washingtonのツアーに参加し(Dinah Washingtonはかなり気性が荒く、長続きしないだろうと周囲は踏んでいたが、案の定6週間で解雇されたという)、この際にNew
Yorkへ移った。
盲目、病的骨折といった障害のため、ミュージシャンの間で評価されているにも関わらず相応な仕事を得られないでいた。
1987年にはソロアルバム"Love
Locked Out"を録音した。
2008年にマンハッタンの自宅で亡くなった。
Reference
1.Wikipedia (http://en.wikipedia.org/wiki/Chris_Anderson_(pianist))
2. Love Locked Outのライナーノーツ
As a leader Love Locked Out
Solo
recoreded in 1987
None but the Lonely Heart
bass : Charlie Haden
recoreded in 1997
As sideman
An Evening at Home with the Bird / Charlie Parker, 1950
Long Night / Frank Strozier, 1961