JAZZ用語集

 


用語 説明
アドリブ  即興演奏。少し違いがあるらしいが、インプロヴィゼーションとほとんど同義。その場で音楽を作りな がら演奏をしていくことをさす。実際は、純粋にその場で音楽を作ることなどほとんど不可能で、レコードなどを参考にする。
グルーブ、グルーヴ    どんなジャズのアルバムにもあって、クラシック奏者が戯れにジャズを吹き込んだレコードには全く無 いもの一般をさすらしい。言うも愚か。聴かなければわからないということか。
コード  和音。二つ以上の音の組み合わせのこと。
コーラス  曲によって違うが、即興をとるときコード進行はある長さで同じものが繰り返されることになる。その 繰り返し単位のことをコーラスと呼ぶ。ほとんどの曲が、その曲のテーマと同じコード進行を繰り返すようになっているが、例外もある。
コンテンポラリー  新しいジャズのこと。どこからをさすのかはあまりはっきりしていない。ジャズのレーベルの一つにも コンテンポラリーというのがあるが、そちらはまた別。
サイドメン  リーダー以外の奏者をさす。
ジョーヘン  サックス奏者、Joe Hendersonのこと。
ジャムセッション  "Jam Session"。ジャズならではのもので、寄り集まって適当な楽器のメンバーがそろったところで行われるジャズ演奏。初めて顔を合わせたメンバーで全く 知らない曲をすることもある。
スイング  40年代以前のジャズのスタイル。ピアノのストライド奏法に特徴付けられるブンチャッブンチャッと いうリズムの上に演奏される。今でも「スイングしてるね〜」という風には使う。この場合は、ノリがいいという意味なのか、単にかっこいいというだけなの か、よくわからない。とりあえず誉めてはいるようだ。
セッション  集まって演奏することをさすらしい。ジャズ以外でもよく使う。しかし、ジャズではほぼ「ジャム・ セッション」の意味で使っているように思われる。そちらはジャムセッション参照のこと。
ソロ  ジャズでは奏者が代わる代わる即興を披露していく。その即興演奏のことをソロと呼ぶ。「もっと長く ソロを取れ!」とかいう風に使われる。
テーマ  ジャズを演奏する上で題材となる曲。これにそって即興演奏していく。
パーカー  サックス奏者、Charlie Parkerのこと。ビバップの生みの親(の一人)でありジャズ界に最も大きな影響を残した人物の一人。管理人の神。
パウエル  ピアニスト、Bud Powellのこと。
バッキング  伴奏のこと。
バップ  正しくはBe-Bop。しかし日本ではバップと言われることが多い。ビバップ参照のこと。
ビバップ  40-50年代にCharlie Parkerらによって開拓されたジャズのスタイル。アドリブの重視とストレートな旋律が特徴。後の世代のジャズに大きな影響力を持った。
ブルース  アメリカ黒人の歌った哀歌(gooの国語辞典によると)。ジャズをやる人の間ではコードの流れの種 類を指していることが多い。ジャズの基盤になったらしく、ジャズでも頻繁に取り上げられる。
ブルーノート  ジャズバー"Blue Note"、ジャズのレーベル"Blue Note"を指すことがほとんど。しかし、もともとジャズを特徴付ける音のこと。
ヘロイン  ジャズ奏者御用達、麻薬の一種。これで命を削ったミュージシャンは多い。
モード奏法  教会旋法という、クラシックの音楽理論の一つに由来する。John ColtraneやMiles Davisらが開拓した奏法で、ジャズが音楽的にそれまでより自由度を増した。なんというか、玄人向けジャズという感じ。