2005年12月
凍死する。
12/31 いつの間にか大晦日で、びっくりしました。今日は紅白歌合戦とかやってるんでしょうけど、ジャズとは関係ないので見ません。 Kjeld Bonfilsという人がどういう人かは結局まだわかってないのですが、掲示板を通じてのご協力により一枚だけCDを見つけることが出来ました。HMVで見つけたそのCDがこちら。やっぱりスイング時代の人みたいですね。Kjeld BonfilsはBent Axenがヒーローとしたピアニストです。Bent Axenは北欧のピアニストでEric Dolphyの"In Europe"シリーズにサイドメンで参加してます。なんだか話がどんどんコアになってきて、途中からみたらわからなくなりそうです。 久しぶりにSmalls Recordsのホームページをチェックしてみると、Frank Hewittの"Great Solos"というアルバムの試聴が出来てました。まだまだリリースされていくのかもしれません。あと試聴してみたNeal Caineというべーシストは結構好きでした。ここで聴けます。 来年もよい年でありますように。ではまた。 12/30 昨日はblack berryの年忘れジャムセッションにて演奏、その後new comboのジャムセッションに遊びに行ってきました。とにかくみんなの体力に驚きで、家に帰りついたのは朝8時前でした。地元大学のジャズ研部員、帰省中の他県大学ジャズ研部員、社会人と入り乱れてのジャムセッションは楽しかったですが、今年の残った体力全部使い果たした感じです。 年が明けたら引越しをするからという理由で結局部屋の大掃除はしなかったのですが、とにかく汚い。早くこの荷物をどうにかしたい。引っ越したらぜひ我が家に遊びに来てください。ではまた。 12/29 起きたらもう夕方という。結構ショックです。今日はblack berryに行ってその後でbackstageのオールナイトジャムセッションに顔を出す予定です。今日明日は福岡のジャズシーンの一年を締めくくる大事な日。騒いでやりましょう。 いよいよ引越しの準備で荷物をまとめているのですが、いざCDを片付けてみると自分ではほとんど買ったつもりがないのに100枚はあってびっくりしました。たまに気が向いたときに買うくらいでもこのくらいにはなるんですね。関係ないですが、僕の持っているアルバム数は817枚で、それに収録されている曲数の平均は9.8曲でした。 明日もblack berry、new combo、riversideで年忘れジャムセッションがあるらしいです。僕はまずblack berryに行ってそのあとどこかに行こうと思ってます。今、メロディーは思い出せるのに曲名が思い出せなくて困っているのですが、何かいい解決策があったら教えてください。自分でそういう検索を作ろうという気にはとてもならないので。ではまた。 12/28 借りてきたBarry Harrisの"For The Moment"を聴いてみました。このアルバム最高です。スピード感がたまらんのに加えて曲目もDiggin' Diz、My Heart Stood Still、Bean and the Boysなどバップ由来のものばかり。20年ほど前の録音らしいです。体力精神力共に脂の乗り切った最高の時期だといえるかもしれません。 数字を元に作曲し興じるという話を聴いたことがあったのですが、このアルバムではそれをやっています。曲名は7-9-3-4-0で、キーをCに合わせて数字に該当する音をテーマのメロディーの頭に置いているみたいです。7→B♭、9→D、3→E、4→F、0→Gといった具合に。だからなんだと言われればそれでお終いなんですが、ライブパフォーマンスとしてはかっこいい気がしました。 年明けて引越しすることが決まったのですが、荷物をまとめるのに苦労してます。思ったよりも本が多い。あとCDをどうしようかと。ほとんどHDDに入れちゃってるので必要ないといえば必要ないんですが。ではまた。 12/27 長いこと休んでしまいました。ここ数日家探しに没頭してました。いい感じの場所が見つかったので、そこに決めようかと思ってます。 クリスマスの間は演奏する機会が沢山あって、色々録音して帰ってきました。今それを聴いて反省しているところです。難しい。30日にはblack berryでライブ&ジャムセッションがあるとのこと。そこに出演するのが今年最後のお仕事になりそうです。皆様是非お越しください。 Kenny Kirklandのリーダー作"Kenny Kirkland"を入手することができました。友人にもらったのですが、やっぱKenny Kirklandすごい人です。彩りあるメンバーもそうですが、コンテンポラリージャズの先端をひた走る人たちの緊張感がひしひしと感じられます。サイドメンはBranford Marsalis、Charnette Moffett、Christian McBride、Jeff Watts他。Kenny Kirklandのリーダー作はこのアルバムただ一枚です。 引越しのことさえ考えなければ年末はゆっくりすごせそうなのですが、もう頭の中で計画が進んでいます。今日もう結論を出す予定。ではまた。 12/21 昨日聴ききれなかった分のHerman FosterとBent Axenをかけてみてます。Herman FosterといえばLou Donaldsonのサイドメンとしての活躍が一番よく知られていると思っていたのでトリオは意外でしたが、Lou DonaldsonバンドのものよりもHerman Fosterにとって十分長い間を取って演奏している感じがしてリラックスできます。それは単に録音のせいかもしれません。 Bent Axenの尊敬するミュージシャンはKjeld Bonfilsという人らしいです。検索してもミュージシャンらしいものは全く引っかからないのでどういう人か演奏が残っているかどうかとかは全くわからないのですが。どういうわけか楽天のページが沢山引っかかります。 明日に備えて今日はもう寝ます。ではまた。 12/20 買った!買ってしまった!Bent Axenの"Axen"、Herman Fosterの"The Explosive Piano of Herman Foster"、"Have You Heard Herman Foster"(二枚のアルバムが一枚になった輸入盤です)。Herman Fosterたまらん。こんな弾かれたらノックアウトですよ、これ。正直リーダー作がこんなに良いと思ってなかったです。独特の奏法が色濃く出ているので好き嫌いは別れるかもしれませんが、僕は大好きです。なんかオルガンを彷彿とさせる演奏ですね。Bent Axenも今から心行くまで聴きます。聴きながら、勉強します。ではまた。 12/17 今日は一日中家にこもって勉強してました。Bud Powellの"Budism"、Art Tatumの"The Art of Tatum"を通して全部聴きました。前者はCD三枚組、後者はレコード三枚組みをパソコンに取り込んで聴いてます。今となってはIRIVERがありますが、前はアナログ入力で苦労して取り込んでました。もう少し早く売りに出ていればよかったのに。 もう少し、もう少し。ではまた。 12/16 眠いです。あと少しで試験範囲が終わるのですが、覚えきれているわけはなく、終わり次第復習。"The Scene Changes"を聴いて元気出してます。 最近mixiを始めたのですが、やっぱりジャズ好きはどこにでもいるみたいで、検索すれば色々引っかかります。しかし驚いたのが登録者の中でBarry Harrisが思ったよりずっとメジャーでないこと。Tommy Flanaganとのこの差はなんだ。Frank Hewittに至っては検索にすらひっかからない。なんだか寂しい感じです。 一人暮らしできることになったのですが、やっぱり一人暮らししても今くらい音楽を聴きたい。となると防音でなくともあまりまわりに響きにくい位置にある部屋がいい。試験が終わってから次の試験までの間に不動産屋を回ってみようと思います。ではまた。 12/14 Miles Davisの"Miles Davis Vol.1"を引っ張り出してGil Cogginsを聴いてました。ほとんどソロをとってないのにショックを受けましたが、そのソロが"A Long Drink Of A Blues"と比べタイトな感じ。演奏の中に走る緊張感も雰囲気もだいぶ違います。マイルスの自叙伝の中にGil Cogginsを絶賛する一文がありますが、ならもっと取り上げてよマイルス。 今日は本当に久しぶりに6:30に起きました。これから生活を正していこうと思います。試験終わるとすぐ元に戻ってしまうかもしれませんが・・。ではまた。 12/13 Buddy Tateの"Groovin' With Tate"が届きました。大体Sadik Hakim目当てに買ったアルバムなのですが、よく見てみるとベースにWendell Marshall、ドラムにOsie Johnsonなど思ったよりもうれしいサイドメンです。アルバム全体としてGene Ammonsとかそういう感じのポストスイング的な雰囲気が流れていて、Sadik Hakimはそれに沿った演奏をしているのかもともとこういう感じなのかわかりづらい。困ってます。 それは置いておくとして、Buddy Tateはかっこいいサックス奏者です。Count Basie楽団とかのビッグバンドに所属していたんじゃないかと感じるところ沢山です。 来週試験です。追い込みをかけないと。ではまた。 12/12 まだ12日になったばかりですが、本当に色々聴いたのでもう更新することにします。いつも聴いているものに加え、Grant Greenの"Blues for Lou"、"Grantstand"、Bobby Timmonsの"Easy Does It"、Jimmy Smithの"Plays Pretty Just For You"。"Easy Does It"に参加しているJimmy Cobbがたまらん!なんてかっこいいドラマーなんだろうと。一方でJimmy Smithはなんかちょっと苦手でした。僕はJohn Pattonの方が好きです。 最近ミクシイを始めたのですが、早速Barry Harris、Gil Coggins、Frank Hewittらバップピアニストのコミュニティを作ってみました。まだそれぞれ参加者1人がほとんどの寂しいコミュニティですが。ミクシイでもたまに日記つけてますので、そちらもどうぞ。ではまた。 12/11 Bent Axenが聴きたくなり、Eric Dolphyの"In Europe"をVol.1-3全て一通り聴きました。ヨーロッパのピアニストとしては古いオーソドックスなジャズを演奏している数少ないピアニストのように思えます。やっぱりCDを買おう。こないだ買ったWade LeggeのCDはあまり好みではなかったので、次なる感動を求めます。その前にSadik Hakimの入ったCDが届くはずなのですが。遅い。 ずっと通して聴くと、Eric Dolphyはちょっときつかったです。フルートとかバスクラリネットとか、音のバリエーションは色々あるのですが、途中から全部同じに聴こえてくる。Bent Axenに助けられて最後まで聴けた感じがありました。ドラムのJorn Elniffはとても面白いドラマーだと思ったのですが、なんともスリリングで結局よくわかりませんでした。 今Grant Greenの"Blues for Lou"を聴いています。オルガンのJohn Pattonがありえない。ドラムのBen Dixonもそうですが、刻むリズムがかっこよすぎです。John Pattonといえばファンキーなジャズばかりやっているイメージがあったのですが、とんでもない、すばらしいジャズミュージシャンだと思いました。反省。ではまた。 12/10 今日は久しぶりに家にいる時間が取れたので、勉強しながら音楽聴いてます。聴いているのはいつもと同じような感じなのですが。 木曜日に早速black berryで"Wade Legge Trio"をかけてもらったのですが、アルバム一枚の時間が短いのですぐに終わってしまって印象にも残りにくいという。 ところで、先日ちょっと耳に入れる機会があったThelonious Monkの"Criss-Cross"というアルバムがとても強く印象に残って、もう一度聴きたいと思ってます。Thelonious Monkのアルバムはそれほど沢山持っていないのですが、こんなアルバムがいくつもあるんだったらもっとよく聴いてみよう。 一人暮らしを考えるようになって、理想的な家の像を考えているところです。やっぱり音楽が聴けないとどうしようもないし、かといって最近は鉄筋造りのマンションで色々問題が叫ばれているし。中洲〜箱崎近辺の少し音出しても平気そうな部屋を探し中。一人暮らしの情報、お待ちしております。何かアドバイスがありましたら掲示板までよろしくお願いします。ではまた。 12/7 とうとう来ました。Wade Leggeの"Wade Legge Trio"。今聴いてみてます。正直それほど好みではありませんでした。リズムの取り方は生粋のビバップと言うよりはスイングやブルース系?装飾音の感じがどこかOscar Petersonっぽかったりして。なんというか、演奏が全体的にさくさく進む感じです。収録されている曲はスタンダードばかりで、Bud PowellのDance of the Infidelsを演奏しているのも面白い。惜しむらくはアルバム合計時間25分の短さ。 この"Wade Legge Trio"、もともとBlue Note録音らしいのですが、権利の関係でフランスのレーベルであるVogueから出ているということです。色々難しいですね。ではまた。 12/6 今日は大人しく家で勉強です。試験があと二週間後に迫っています。本当にヤバイ。 Ornette Colemanの"At The Golden Circle Vol.2"を聴きました。ドラムがCharles Moffettという人なんですが、えらくかっこよく感じられました。Ornette Colemanは何と言ってもその独特なリズムと明るさを持つテーマが面白い。ただ、Miles Davisの言った「単に演奏の形の一つだ」というのはわかる気がします。これが原点でも最終進化形でもない、という。どうでもいいですが、Don Cherryの本名はDonald Cherryと言うらしいです。 Bud Powellの"Portrait of Thelonious"を久々に聴いてみました。最初に聴いたときはパッとしない感じがしたのですが、今聴くと趣味に合ってすごいいい感じです。ただ、どうにもドラムのKenny Clarkeがよくわからない。ではまた。 12/5 早速Wade LeggeのCDを発送してもらいました。近いうちに家に届くはず。Buddy TateのCDも。Sadik Hakimがやっと聴ける。楽しみにしてます。 Barry Harrisの"Charsin' The Bird"を聴いて反省。最近Barry Harrisを聴いてみようと思って思いとどまることが多いのですが、その理由はCDでちゃんとそろっていないからということみたいです。"Magnificent"をレコードでしか持ってないのが痛い。 今日は真冬の寒さだったということです。寒いと言うか痛い。今日はセーターの上にセーターを着た格好で外に出てました。着膨れを恐れなければ何でもできる。ではまた。 12/4 昨日は唐人町-西新界隈にあるイタリア料理店Orto Fruttaで福岡のギタリスト光本真之介君と演奏してきました。お客さんに喜んでもらえたみたいで本当に良かったです。手作り感豊かなお店で、料理も美味しくておすすめ。是非行ってみてください。 Bud Powellの映像がDVD化された"Live in Paris"を探しているのですが、一向に見つかりません。HMVで見つけて注文がキャンセルされて以来、どうやら廃盤になったらしいというのはわかったのですが、中古でも全く検索にすら引っかからないという。 Wade LeggeのCDもHMVに頼んでいたのですが、在庫切れということでキャンセルされてしまいました。楽しみにしていたのに。ではまた。 |