Steve Kuhn

Steve Kuhnは1938年3月24日にNew YorkのBrooklynで生まれた。ピアノは5歳の時に始め、Bostonのピアノ教師であるMargarett Chaloffに師事した(彼女はバリトンサックス奏者であるSerge Chaloffの母親である)("Three Waves"のライナーノーツ参照)

。ここで、ロシア的なピアノ奏法を学んだとされる。10代の時にクラシック音楽の即興を始め、Bostonのジャズクラブへ足を運ぶようになった。この時、Coleman HawkinsやVic Dickerson、Chet Baker、Serge Chaloffらと演奏する機会を得た。

Harvardを卒業後はLenox School of Musicへ通い、そこでOrnette Coleman、Don Cherry、Gary McFarlandといった未来のジャズマスターたち、George Russell、Gunther Schullerといった助教授陣、Modern Jazz Quartetのメンバー、Bill Evansらと交流を持った。

また、Stan Getz、Art Farmer、Oliver Nelson、Gary McFarland、Ron Carter、Scott LaFaro、Harvie Swartz、Shelia Jordan、Billy Drummond、David Finck、Miroslav Vitousらとも良く共演を重ねた。

1960年代にはSteve Swallow、Pete La Rocaと数作の録音を残している ("Three Waves"、"Vasra"など)。

1967年から1971年にはStockholmに移住し、自らのトリオでヨーロッパ全土に渡り活動した。1971年にNew Yorkへ帰りカルテットを結成するが、ヨーロッパの活動は継続し、Newport Jazz Festivalにも出演した。


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