Hank Jones

Henry "Hank" Jonesは1918年7月31日にMississippi州Vicksburgに生まれた。父はバプティストの助祭を務めており、3階建ての家を買ったMichigan州Pontiacに引っ越した。

7人兄弟で音楽一家でもあった。母は歌い、二人の姉はピアノを習っていた。2人の弟、Thadはトランペット、Elvinはドラム奏者である。

Hank Jonesは幼いころからピアノを始め、Earl HinesやFats Waller、Teddy wilson、Art Tatumらに影響を受けた。13歳のころにはMichiganおよびOhaioにおいて演奏活動を行っていた。1944年にGrand rapidsとLansingの地元のバンドで演奏していたところLucky Thompsonに出会い、New YorkのOnyx Clubに招待された。
New Yorkでは、Hank Jonesはバップの主導的なミュージシャン達の演奏よりインスピレーションを受け、新たなスタイルを獲得するに至った。

音楽を学ぶ一方でJohn Kirby、Howard McGhee、Coleman Hawkins、Andy Kirk、Billy Ecstineらと共演した。

1947年の秋にNorman Granzのツアーに参加し始め、1948年から1953年はElla Fitzgeraldの伴奏を務めた。1948年にはEllaのサイドメンとしてイギリスへのツアーにも参加している。また、この時期はCharlie Parkerとのレコーディングも残している。

1959年から1975年にはCBSスタジオのピアニストを務めており、Frank Sinatraの伴奏や、John F. Kennedyに向けたMarilyn MonroeのHappy Birsdayの伴奏も行った。

1970年代後半になるとBroadway musicalである"Ain't Misbehavin'"のピアニストおよび指揮者を務めていたことが周知されることとなり、広く評価を受けるようになった。

1970年から1080年にかけて、Hank Jonesは精力的に録音活動を行うようになり、John LewisやTommy flanaganとのデュオでの録音や、その他の小編成での演奏、そしてGreat Jazz Trioで知られる自身のトリオでの録音を多数残した。

Great Jazz Trioは1976年からその名で活動するようになり、Village VanguardではオリジナルメンバーであるRon Carter、Tony Williamsと演奏した（Buster Williamsのほうがトリオのベースとしては長く参加していた）。
1980年になるとメンバーを変えEddie Gomez、Al Fosterと活動するようになり、さらに1982年にはJimmy Cobbが参加した。このトリオはArt Farmer、Benny Golson、Nancy Wilsonといったメンバーを加えての録音も行った。

1980年代、Hank JonesはCafe Ziegfeldにピアニストとして在籍し、日本へのツアーも行った。日本ではGeorge DuvivierやSonny Stittらとのレコーディングを行った。

1995年にはアフロ・ポップやフォークソングを取り上げた録音も残している。

2005年にはトリオ、2006年にはソロ、またJoe Lovanoのサイドメンとしての録音を残した。Lineage Recordsにおいても録音し、Diana Krallの録音にも参加した。2000年代、Lionel Hampton Jazz FestivalにおいてSalena Jonesのサイドメンを務めた他、2006年には

Roberta Gambariniのサイドメンを務め、Oscar Peterson Trioとも共演した。

2010年5月26日、New YorkはManhattaのホスピスで妻のTheodosiaに看取られ亡くなった。

the talented touch / porgy and bess

CD

1,if I love again 2,my one and only love
3,don't ever leave me 4,it's easy to remember
5,you are my love 6,blue lights
7,the blue room 8,a sunday kind of love
9,star eyes 10,let me know
11,try a little tenderness 12,easy to love
13,summertime 14,theres a boat dat's leavin' soon for new york
15,my man's gone now 16,a woman is a sometime thing
17,bess, you is my woman 18,it ain't necessarily so
19,I got plenty o' nattin' 20,oh, I can't sit down
21,bess, oh where's my bess 22,I ain't got no shame

piano : hank jones / guitar : barry galbraith (1-12), kenny burrell (13-22)

bass : milt hinton / drums osie johnson (1-12), elvin jones (13-22)

arranger : al cohn (13-22)

recorded February 3,4,6 and 7 (1-12), December 10,15,18, 1958 and February 4, 1959 (13-22)

　

direct from L.A.

　

love for sale

　

satin doll

　

サイドメン作

bass on top / paul chambers

so much guitar / wes montgomery

another opus / lem winchester