Freddie Redd

Freddie Reddは1928年5月29日にNew Yorkに生まれた。

1946年に陸軍に徴兵され、そこで初めてピアノに触れて、それから独学でピアノをマスターした。当時18歳であった。除隊後1948年からNew York Greenwich House Music Schoolに入学して本格的に音楽を学んだ。

初 レコーディングは1950年のTiny Grimesの作品"and his Rockin' Highlanders"であり、ここでBenny Golsonとの共演を果たした。2回目のレコーディングは1951年にChicagoで、3度目は1951年であった。続いて1954年には Charlie Singletonの録音に参加した。その後はGene Ammons、John Ore、Ron Jeffersonらと共演した。
                                    
1953 年にCootie Williamsのバンドに参加。1954年にはヴィブラフォン奏者のJoe  Rolandのバンドでもピアノを担当。Bethlehem LabelにあるRolandのアルバムにも参加している。1955年にはPrestigeに初リーダーアルバムを吹き込んでいる。同年にはレコーディン グは残されてないがArt Blakey and the Jazz Messengersのメンバーとして短期間活動していた。その年から翌年にかけてSwedenのトランペット奏者であるRolf Ericson (Duke Ellington楽団の所属していたこともある)はTommy Potter、Joe HarrisとともにFreddie Reddをツアーピアニストとして雇い、1956年9月にはSweden Metronome Labelにレコーディングを残している(In Sweden)。1957年にはCharles MingusのJazz   Workshopに参加。そのバンド(ベースGeorge Tucker、ドラムスAl Dreares)で西海岸までツアーを行ったときにSan FranciscoでRiverside LabelにSan Francisco Suiteを録音している。

1959年にはJack Gelberの映画"The Connection"で成功を収め、さらに New YorkやLondon、Parisで演じたのが知られる中で最も大きな成功と言える(映画はDVD化された)。そのサウンドトラックアルバムにおいても ピアニストとして参加している(Jackie McLean "The Connection")。1960年代半ばまでNew Yorkを中心に演奏活動を行っていた。

その後60年代後半から70年代にかけて一時期ヨーロッパに居を構えていた。その時期に ParisでFutura LabelにUnder Paris Skyを録音。70年代半ばにLos Angelesに転居。80年代までLAを中心に活動していた。1977年12月、Interplay LabelにStraight Aheadを録音。1978年には同Labelに唯一のソロピアノルバムExtemporaneousを録音(Interplay Recordが80年代前半に一時期休業していた為リリースされたのは1986年であった)。1985年にはUptown LabelにピアノトリオLonely City、1990年はテナーのTeddy Edwardsを含むセクステットでMilestone LabelにEverybody Loves Winners、1992年にはTriloka LabelにトリオでLive At The Studio Grillなどのレコーディングをこなしていた。その後LAを去り、一時期Mississippi州Jacksonに住み、再びNew Yorkに戻った。最近作は1998年のFreddie Redd And His International Jazz Connectionというヨーロッパのジャズメンとの共演作がある。

非公式だが、2010年12月のライブ映像(Butch Warrenらとの共演)が残っている。

参考文献:Wikipedia (http://en.wikipedia.org/wiki/Freddie_Redd)、In Sweden、Extemporaneousのライナーノーツ


ア ルバムExtemporaneousのタイトル曲"Extemporaneous"は"即興の”という意味を持っており、その通り楽譜無しに即興で演奏さ れた。同アルバムに収録されている"I'm Sorry"は、もともと日本語の”ごめんなさい"というのがオリジナルタイトルであった。当時付き合っていた日本人女性から少し学んだ日本語を使ったよ うだ。

music from the connection

1,who killed cock robin 2,wigglin' 3,music forever 4,time to smile 5,theme for sister-salvation  6,jim dunn's dilemma 7,O.D.     

piano : freddie redd / alto sax : jackie mclean / bass : mike matos / drums : larry richie

recorded Febrary 15, 1960

shades of redd

1. The Thespian 2. Blues-Blues-Blues 3. Shadows 4. Melanie 5. Swift 6. Just A Ballad For My Baby 7. Ole 8. Melanie (Alternate Take) 9. Ole (Alternate Take)  

piano : Freddie Redd / alto sax : Jackie McLean / tenor sax : Tina Brooks / bass : Paul Chamber / drums : Louis Hayes

recorded in August 30, 1960

Redd's Blues

1. NOW 2. CUTE DOOT 3. OLD SPICE 4. BLUES FOR BESTY 5. SOMEWHERE 6. LOVE LOST

trumpet : BENNY BAILEY / alto sax : JACKIE McLEAN / tenor sax : TINA BROOKS / piano : FREDDIE REDD / bass : PAUL CHAMBERS / drums : SIR JOHN GODFREY

recorded in January 17, 1961