Fats Waller

Thomas Wright "Fats" Wallerは1904年5月21日、母Adaline Locket Wallerと牧師である父Edward Martin Wallerの4人の子どもの末っ子として生まれた。6歳の時にピアノを始め、4年後には父の教会でオルガンを演奏していた。14歳の時にHarlemの Lincoln Theaterでオルガンを演奏し、それから1年経たずに初めてのラグタイムを作曲した。初めてのピアノソロ録音はMuscle Shoals BluesとBirmingham Bluesで、1922年10月に録音された。このとき弱冠18歳であった。

1926 年に演奏から帰る途中、4人の男たちに縛られ誘拐された。男たちはFats WallerをギャングAl Caponeが所有するHorthone Innに連れて行き、ピアノに向かって突き出され銃を背中に押し付けられながら演奏するように言われた。建物の中はパーティが催され、Al Caponeの誕生日パーティのサプライズ・ゲストとして連れてこられたことを悟り、殺すつもりはないことを知ってほっとしたという。噂によると、 Fats Wallerは3日3晩弾き続け、会場から出てきたときにはひどく泥酔し、疲れ切っており、ポケットには数千ドル(Al Caponeからの謝礼とゲストからのチップ)が入っていたそうである。

1930年にはイギリスのツアーを行い、大成功を収めた。ツアー中はBBCの初期の番組にも出演した。

映画に出演したこともあり、1943年、亡くなる数ヶ月前に撮影された"Stomy Weather"は有名である。ブロードウェイ・ショウである"Hot Chocolates"にも出演した。

1943年12月15日、大陸横断旅行中にKansas Cityの近くで肺炎のため亡くなった。

非常にピアノの腕の立つ「優等生」的なピアニストであり、同じくストライドピアノの巨匠であるJames Pete Johnsonとも親交があった。

Oscar LevantはFats Wallerを「黒いHorowitz」と表現したという。

参考文献: Wikipedia (http://en.wikipedia.org/wiki/Fats_Waller)


ain't misbehavin'

CD

1,crazy 'bout my baby  2,hallelujah, things look rosy  3,a thousand dreams of you  4,I got rhythm  5,old grand dad  6,go down moses  7,blues for two in B flat  8,cash for your trash  9,ain't misbehavin'  10,there's a girl in my life  11,honeysuckle rose     

piano & vocal : fats waller

fats waller & his orchestra


楽曲
Honeysuckle Rose / 1929
Ain't Misbehavin' / 1929
Jitterbug Waltz / 1942