Andrew Hill

Andrew Hillは1931年6月30日Illinois州Chicagoに生まれた("So in Love"のライナーノーツには1937年にHaitiに生まれたと書いてある)。HaitiのPort-au-Princeに生まれたとしている書籍もある。

13歳のときにピアノを始め、Earl Hinesのピアノに熱心だった。プロ活動を始めたのは1952年に、短期間ではあったがPaul Williamsとの共演からであり（*注1）、10代の間はR&Bバンドで活動、また、ツアーで回ってくるミュージシャンと演奏する機会もあった。1953年にはDetroitでCharlie Parkerのバンドに参加し、その後Miles DavisがChicagoでバンドを組んだ際にも再度参加している。

1954年にDinah Washingtonのバンドに参加、その後は短期であったがColeman Hawkinsのバンドに在籍した。

仕事のストレスから精神的に病み、1956年まで活動停止していた。復帰後はトリオを結成し、リーダー作"So in Love"を録音した。

1963年から1970年にかけてBlue Noteに多数の録音を残しており、共演者としてJoe ChambersやBobby Hutcherson、Joe Henderson、Freddie Hubbard、Woody Showといった多くのポストバップミュージシャンが取り上げられている。また、Bobby Hutchersonのアルバム"Dialogue"で聞かれるように手がけた楽曲も多い。

1960年代にはサイドメンとして活動することはほとんどなかった。Colgate University of Hamiltonにおいて音楽博士号を取得し、1970年から1972年までは大学に勤めた。その後、Californiaで教育に携わり、Portland State Universityにおいて准教授に就任した。就任中は夏季集中講義を行った他、他大学の研修にも参加した。

1990年にNew Yorkに戻った。2007年3月29日にTrinity Churchて演奏しており、映像として残っている。亡くなる年には肺癌を患っており、2007年4月20日にNew Jersey州Jersey Cityの自宅で亡くなった。

参考文献： Wikipedia (http://en.wikipedia.org/wiki/Andrew_Hill)、"So in Love"のライナーノーツ

*注1："So in Love"のライナーノーツにはこのとき19歳と書いてあり、矛盾がある。

So in Love

Black Fire

1. Pumpkin 2. Subterfuge 3. Black fire 4. Cantarnos 5. Tired Trade 6. McNeil Island 7. Land of Nod   

piano : andrew hill / tenor sax : joe henderson / bass : richard davis / drums : roy haynes

recorded on November 8, 1963 / blue note

judgment!

CD

piano : andrew hill / vibraphone : bobby hutcherson / bass : richard davis / drums : elvin jones

recorded on January 8, 1964 / blue note

smoke stack

1. Grass Roots 2.Venture Inward 3. Mira 4. Soul Special 5. Bayou Red 6. MC 7. Venture Inward 8. Soul Special 9. Bayou Red 10. Love Nocturne

piano: Andrew Hill, trumpet: Lee Morgan, Woody Shaw, tenor sax: Booker Ervin, Frank Mitchell, guitar: Jimmy Ponder, bass: Ron Carter, Reggie Workman, drums: Idris Muhammad, Freddie Waits

Recorded in April 19 (tracks 6-10) and August 5, 1968 / Blue Note

・サイドメン作

our thing / joe henderson

no room for square / hank mobley