2006年8月

休みに入りました。

 

8/29

 Leo Parkerというバリトンサックス奏者がいます。この人の"Rollin' With Leo"というアルバムに、Johnny Aceaが入っていることをさっき知りました。"The Latin Bit"で聴いて以来、気になっているピアニスト。ちなみにLeo ParkerのそのアルバムはBlue Noteからでているようです。\1500シリーズに出てたら買ってみようかな・・。

 Freddie Reddのトリオ作品にも興味があります。一番はTadd Dameronだったのですが・・トリオがないことが判明。残念。ではまた。

8/28

 先日図書館でJohn Coltraneの"Soultrane"を見つけました。きっとTadd DameronのSoultraneを演奏しているのだろうと思い、借りてきたのですが、入っておらず。Red Garlandのコードは重くて大好きですが、右手のラインのリズムの感じがあまり好みではない・・。

 Jazzではチューバ、バリトンサックスはめずらしいですが、今日ふと思い出してGil Melleの"Patterns in Jazz"を聴いてみてました。このアルバムのパーソネルにあるGil Melleはバリトン走者、Eddie Beatはチューバ奏者でした・・すっかり忘れてました。でも、正直Gil Melle嫌いです。ではまた。

8/24

 Mel RhyneのCDが2枚届きました。"Kojo"はかっこいいアルバムです。Criss Crossの録音が趣味に合うというのもあるかもしれません。にしても、もう一作"Remembering Wes"は、正直はずしたと思いました。ギターRoyce Campell、ドラムRay Appletonというメンバーなのですが、どうなんですかね?これ。何とも言えなくて何度か聴きなおしましたが、最高ではないはず、という結論に達しました。

 夏は沢山CD買いました。しばらく鎖国します。ではまた。

8/22

 先週、レコードとCDを買ってきました。Elmo Hope "Hope-full"、Walter Bishop "Soliloquy"、Norman Simmons "Norman Simmons Trio"の三枚です。Walter Bishopのソロアルバムと思って食いつきましたが、そこまで好きな感じではありませんでした。面白いアレンジはありましたが、全体的にペダルを多用した退屈な感じのする作品でした。同じソロなら"Hope-full"の方が断然良かったように思います。Norman Simmonsは、スタイルとしてはシングルトーンを基調としたビバップ的なものですが、リズムやフレージングはJohnny Griffinらと同様、スイングに根ざしたものを強く感じました。ものすごいピアニストです。

 聴きこんでからの感想はまた後ほど。ではまた。

8/21

 Barry Harrisは大変すばらしかったです。言葉では言い尽くせませんが、コードサウンドはもちろんのこと、それらの一音一音を乗せるリズム、とにかく泣きそうでした。

 演奏した曲目はLike Someone in Love、The Man I Love、Tea for Two、Nascimentoでした。最後のNascimentoは子供達も一緒に合唱。

 先輩が"Barry Harris Trio, Live from New York, Vol.1"にサインをもらおうとしたら、Barry Harrisがアルバムのジャケットを見るなりものすごい嫌そうな顔をして、そのアルバムを怖がってました。嫌いなアルバムなんですかね?

 サインはもらわないと決めていったのでもらってませんが、手に触らせてもらいました。めちゃくちゃでかい手でした。「あなたの手はbigだ」と言ったら、「そんなことはない、私は以前左手の親指を骨折してるから、弾くときはこんなに手を小さくして弾いてるよ」と、左手を閉じるようにして言ってました。どっちにしてもでかいんですが。

 一緒に演奏してもらっているギタリスト中川正浩さんの名を挙げて「マサ・ナカガワを知っていますか」と訊くと、「おお、知ってる」と。「彼が、よろしくと。」と伝えると、「ありがとう、ありがとう」と何回も言ってました。New Yorkにいたころ共演経験があったとは聞いていましたが、びっくりしました。

 Barry Harrisはとても疲れた顔をしていて、退場のときもRichard DavisとLewis Nashが関係者と色々話しているのをよそにさっさと一人で帰っていきました。「まだRichard Davisが残ってるので、もう一度拍手でお送りください・・」という司会者の言葉が面白かった・・。ちなみに、一番人気はLewis Nashでした。昔からのジャズ好きみたいな感じの人がBarry Harris、Richard Davisの周りに集まっていた感じ。

 Richard Davisには結局話しかけていないのですが、Lewis Nashは前回福岡に来た際trombone clubで会い、一緒に来ていたドラムの後輩共々面識があったので、また色々話してくれました。一緒に写真とってもらったり。よかったね。

 今更、あれもこれも訊いておけばよかった、と後悔してます。「また訊きに来るからもう少し長生きしてくれ」と言おうと思っていたのに、本人を目の前にしたら舞い上がってそんなことすっかり忘れてました。でもまた近いうちに会いに行きたいと思います。ではまた。

8/20

 Barry Harris!!!!!!!

8/18

 アツイ!Walter Bishopのソロアルバム見つけました。"Soliloquy"という作品らしいんですが、これがなかなか見つからない・・。とりあえず心当たりのあるお店に探しに行ってみようと思います。にしても、ソロアルバムって結構あるものなんですね。ではまた。

8/16

 昨日、天神のComboでElmo Hopeの"Hope-ful"を聴いてきました。ライナーノーツが笑えた・・。奥さんのBertha Hopeとのデュオの録音が数曲あって、そのことを多分に取り上げているのですが、「この録音以後のエルモ・ホープの人生は必ずしもホープフルとはいえないものであるが、愛妻にも恵まれ・・」、他にも「バリー・ハリスと似て後頭部の出た様子はまるで僧侶を思わせる」など、演奏を褒めちぎるだけではない余談の多いライナーがツボでした。大体どれもこんなものなんですかね?

 演奏は本当にかっこよくて、これはもう買うしかないと思いました。というか買います。ではまた。

8/15

 Tyron Washingtonの参加作はこんなにも少ないのか・・!調べてみたら4つくらいしかありませんでした。リーダー作も含めて。Horace Silverの"The Jody Grind"、Larry Youngの"Contrasts"、Tyron Wasingtonの"Natural Essence"、"Do Right"。あとジャズファンクのコンピレーションアルバムみたいですが"Killer Jazz Funk from Perception / Doday Vault"というのにも入っているようですすが・・。

 最後はフリー+ファンクの路線にいってしまったというような記述をいくつか目にしました。90年代に出しているアルバムがあるので、まだ活躍しているのかもしれません。

 ここ数日ちょっとクーラーつけてるだけで風っぽくなってしまいます。クーラーをつけるときは少し服を着てないとだめっぽいです。ではまた。

8/14

 McCoy Tynerのやっていることはピアノをより太鼓に近づけたことのように感じます。テンションの使い方、コードの分解の仕方でかなりMcCoy Tynerらしさが出ますね。どぎついコードの響きも、Elvin Jonesの複雑なリズムとバランスをとるためにリズムの出やすい重いコードを選んでいるのではないでしょうか。明らかに、響きを意識している部分と使い分ける意思があります。

 ここ数日、Mel RhyneとBud Powellばかり一日中かけていて、頭がどうかなりそうでした。今日は気分転換ということで色々かけてます。ではまた。

8/12

 今日、ここ一年ほど気になって仕方がなかったものがわかりました。メロディーは出てくるのに曲名がわからないという状況が長らく続いたわけです。Darn That Dreamでした!メロディーから検索できたらこんなに悩まなかったのに・・。

 面白いものを見つけました。Elmo Hopeのソロアルバム。"Hope-ful"という作品なのですが、ソロに加えてBertha Hopeとのピアノデュオも収録されているという。ただ、希少盤らしく、amazon.co.jpでの価格は1万から。よそで探してみることにします。

 図書館で借りてきたBobby Hutchersonの"Dialogue"をそれこそ5年ぶりくらいに聴きました。Bobby Hutchersonの音楽よりもAndrew Hillのコードのほうが難解。Herbie Hancockと比較するとまだまだ洗練されていない感じの音を感じるのですが、それがコンセプトとしてはCharles Mingusバンドのものに近くも感じるし、つまりは模索と実験を続けるプレイヤーなんだろうか?と思ったりもします。ではまた。

8/7

 Peter Bernsteinのサイドメンとしての能力の高さにはびっくりします。コードの入れ方、鳴らしたときの全体のサウンドは一体どれだけ研究して得たものなのか・・。Mel RhyneのCDではオルガンの音域と音の性質も理解したうえであれだけのことをやってるんでしょうか?音の数から音の長さ何から、とにかく大変なことをやってることばかりひしひしと感じます。今日はひたすらそれだけでした。ではまた。

8/6

 Charles McPhersonのCDを聴いてます。"Con Alma"ではドラムがAlan Dawsonだとすぐにわかりますね。Tony Williamsに影響したと思われる音使いが新鮮です。ただ、今の好みとしてはもう少しシンプルなドラムのほうが好きですが・・。Shelly Manneに似て感じるところがあるのは気のせいでしょうか?

 今日、You Tubeで色々探し回ってmixiの日記にまとめましたので、興味があったら見てください。ではまた。

8/4

 今日、知り合いの家にお邪魔させてもらい、Hammond B-3を弾かせてもらいました。いやー最高の音です。コレを弾いてしまうともうデジタルに再現しようと様々な工夫を凝らされた新製品も霞んで見えてしまいます。いつの日か、自分も頑張って買ってやりたい。

 ひとえにLeslie Speakerと言っても本当に様々で、今日お邪魔させてもらったお宅にはLeslie 122 (Old)という型のレスリーがあったのですが、この響きのよいこと。究極的にはB-3を再現するところに辿り着くことになるのでしょうが、逆にB-3を使ってしまえ、という回答もあるわけで・・。難しい。

 そういうことで今日はMel Rhyneで勉強しています。近いうちにもっとCDを充実させます。ではまた。

8/3

 先輩に尋ねられて、いざ探してみると、見つからない。Barry Harrisの"Plays Tadd Dameron"。以前は簡単に見つかったんですけど。XanaduのCDは廃盤になってしまったっていうのは本当なんでしょうか。

 選曲もいい感じです。Hot House、Soultrane、Lady Bird、Our Delight他。今更ながら聴きたくなってきました。もうちょっと探してみようと思います。ではまた。

8/1

 Gil CogginsのCDを探していて、こんなものを見つけました。ギルさんのCDについての情報はあまりなく、結局ここでもCD販売の手がかりはつかめませんでしたが、面白い話が読めました。Mike Fitzbenjaminというベーシストは当時のレギュラーメンバーでしょうか?気になって検索してみましたが、あまり情報は得られませんでした。

 またFrank HewittのCDが出るみたいです。今度はもうレコーディングというよりは残っていた録音を編集してリリースする感じです。どんな形でも沢山録音が聴けたらそれでうれしいのですが、音質はちょっと心配です。ではまた。