2006年4月

春。

 

4/29

 連休に突入です。

 Art Blakeyにはまっちゃって、色々聴いてみてます。"Orgy in Rhythm"はイメージ的に好き放題やっちゃってるアルバムですが、意外とお気に入りです。ドラム3人の共演は贅沢。全体通してアフリカンな感じですが、楽しく聴けます。でもやっぱ"Free for All"ですね。大好きです。

 休みの間に色々買い物に行ってみようと思います。あと実家にも帰ってみようかと。ではまた。

4/28

 新入生歓迎コンパがあって、実に70人もの一年生が飲み会に来てました。すげ。店に入りきれずに幹部学年がオロオロしているのが、言っちゃ悪いですが面白かったです。こんなこと今までになかったので。

 今日Google Videoで色々探してたらBilly Taylorの動画が落ちててびっくりしました。Billy Taylorは日本と比べるとアメリカで評価が大変高いと聞いたことがありましたが、Horace SilverやTommy Flanaganを差し置いて動画が見つかるほどだとは。他にも色々ありました。Art Tatum、Bill Evans、John Coltrane、Lionel Hampton他。著作権大丈夫なんだろうか。Art Tatumは感動的でしたが、"Fabulous Dorseys"からの動画なのであまり写ってない・・。

 Google VideoといいYou Tubeといい、最近は探せばなんでも見つかりますね。もっとマニアックなものもあるかも。探してみます。ではまた。

4/27

 black berryに行ってきました。Art Blakeyの"Free For All"を借りてきました。いよいよ家で楽しめるときが。今夜この喜びをかみ締めたいと思います。

 先輩がErnie HenryのCDを持ってきていました。"Seven Standards and a Blues"というアルバムでしたが、正直まさかリーダー作があるとは思っていなくてびっくりしました。ピアノがWynton Kerryだったり。すばらしいアルトサックスプレイヤーです。僕はTadd DameronとFats Navarroの共演を集めたCDに参加しているものを聴いただけでしたが、あまりにかっこよくて名前を覚えていました。衝撃的です。パーカースタイルを完璧にものにした演奏で、このまま年月を重ねていればどうなっていたろうと思わせる演奏です。若くして亡くなったそうで、それが悔やまれてなりません。

 来月、再来月とまたライブの予定が入りそうです。近々演奏予定を更新予定ですので、もしよかったらのぞいてみてください。ではまた。

4/25

 遅くなりましたが、ライブにお越しくださった皆様どうもありがとうございました。すごく緊張しましたが今の自分の出来る限り頑張って演奏できました。

 いよいよレスリースピーカーの購入を考えています。色々音を試してみて決めようと思いますが、なんせまだそれほど長くないのでどれを買ったものか悩んでます。高いだけではどうしようもないと思うのですが多少値が張っても仕方ないと思うところもあります。追求しだしたらB-3を買うことになってしまいそうですし・・。当面は今の時点で自分が音作りをして不満のないものを選ぼうかと。

 オルガニストの趣味も少し変わってきました。Big Jon Pattonなんかは今かなり好きです。とはいえLarry YoungやMel Rhyneも捨てがたい。自分のスタイル作りに苦労してます。

 これからしばらくは学校のこともあってのんびりとした活動をすることになりそうです。それにしても最近ピアノにつけオルガンにつけ「変わった演奏をする」と言われることが多くなりました。変なことをしているつもりは全くないのですが・・。ご感想お待ちしております。ではまた。

4/21

 友達の家で鍋をかこんでつついてました。Hank Mobleyの"Dippin'"やらHorace Silverの"Horace Silver Trio"が置いてあってちょっとびっくり。

 昨日借りてきたPhineas Newbornの"The Newborn Touch"、"Please Send Me Someone To Love"を早速聴いてみました。後者はレコードでしかもっていないために長らく聴くことができませんでしたが、ようやく家で楽しめます。"The Newborn Touch"はLeroy Vinneger、Frank Butlerの刻むリズムに乗って、Phineas Newbornとしては他の作品と一風変わった雰囲気を楽しめます。

 今から緊張してきました。ライブ、お待ちしております。是非お越しください。ではまた。

4/20

 black berryに行ってきました。色々レコードを持っていった中で注目されたのはやはりPhineas Newborn。CD化されてない"I Love A Piano"と"Piano Portrait"はレコードだからという魅力もあるのですが、やはりCDの方が色々勝手がよいところがある、そこで近々CDに録音することに。ちなみに不人気だったのはElmo Hopeだったりします。

 明後日はいよいよblack berryでライブです。僕の両親が来てくれるかも・・。ではまた。

4/19

 今日はtrombone clubで演奏でした。"Piano Blues"の噂はやはり広がっていたらしく、お店のママさんからもそのDVDの話を聴くことができました。まだ貸し出し中だそうです。一体誰が借りているんだか。

 終わった後でblack berryに寄ってきました。Archie Sheppの"Trouble in Mind"を聴かせてもらいました。ピアノとサックスのデュオといえば僕の中ではこれ。50、60年代とは違う印象を与えるHorace Parlanのピアノが美しいバラードのバックグラウンドを作ります。もっと黒くてもいいと思うところもあるのですが・・。

 また肩が凝るようになってしまいました。姿勢が悪いのかも。よく寝て治します。ではまた。

4/17

 今週土曜日は福岡は中洲のblack berry、日曜は下関のlatin quaterで中川正浩さんのライブがあります。ドラムは現在ニューヨーク在住の倉田大輔さんです。僕も参加させていただいてます。是非お越しください。お待ちしております。

 DVD借りてきました。Chaplinの"The Great Dictator(独裁者)"、Alfred Hitchicockの"The Birds(鳥)"、Aki Kaurismakiの"Mies Vailla Menneisyytta(過去のない男)"の三枚です。最初の二枚はもう見ました。もう一枚も、時間のあるときに。残念なことに"Dial M For Murder"はDVDで貸し出してませんでした。楽しみにしていたのですが。

 その代わり、面白いDVDがあることを知りました。"Piano Blues"というDVDなのですが、これに収録されている映像が驚き。Ray Charlesも面白そうですが、何よりもArt Tatum!貸し出し中で借りられなかったのですが、近いうちにもう一度借りに行こうと思います。

 今週は毎日早起きしてます。今日はちゃんとお酒も控えめに。我慢の日々。ではまた。

4/15

 trombone clubで演奏がありました。終わったあとblack berryのジャムセッションに行ってきました。プロの方が結構来てらっしゃって驚きました。

 最近映画をやたら見たくなってしまって、色々人に聴いて回ってます。ジャズと直接関わりがある"Bird"、"'Round Midnight"、"The Legend of 1900(海の上のピアニスト)"、"Mo'Better Blues"のような映画も面白いと聞きますが、Sonny Clarkの"Dial S For Sonny"のようにHitchcock映画からアルバム名をとってきたもの、ジャズのスタンダードナンバーがもともと使われていた映画とか沢山あるので、ジャズばっかり聴いていても自然と映画に興味が惹かれてしょうがないところがあります。せっかくの休みなので今日は何か借りてきて見ようかと。おすすめあったら掲示板にお願いします。ではまた。

4/13

 ここんとこさぼりがちですが、ちょっとバタバタしてるのでそこはご勘弁ください。

 今日はblack berryで演奏でした。問題はいろいろありましたが、共演者ともども勉強させてもらいました。ついでにかかっていたKenny Drewの"Undercurrent"を借りてきました。Kenny Drewうまい。完璧とも言える技術の持ち主ではありますが、どこか地味に感じます。そこが惹かれるところでもあるのですが、参加しているCDが思うほど多くないのが残念です。特にお気に入りはGrant Greenの"Sunday Mornin'"。思いコードがずしっと響いてきます。

 明日で一段落。気合入れてきます。ではまた。

4/10

 今週は忙しそうです。

 ここ数日必ず寝るときにJackie McLeanの"Demon's Dance"を聴いてます。なぜか癒される、甘酸っぱいサックスの音が魅了して已みません。もう少し買い集めてみようと思うのですが、当面はお財布と相談・・。差し当たっては"Strange Blues"、"A Fickle Sonance"でしょうか。

 明日も早起きなので今日はこのあたりで。ではまた。

4/9

 Bud Powellの"Time Was"というアルバムを聴いてます。このアルバムはどうやら"Strictly Powell"と"Bouncing With Bud"を一緒にしたやつらしく、欠けている曲はありますがどちらもほとんど収録されています。Shaw 'NuffやI Cover The Waterfrontなど僕の好きな曲も沢山。最近出ているやつはもともとあった作品から引っ張って集めたやつが多いので買うときに困ります・・。

 Bud PowellがJohnny Grifinとデュオで演奏している録音が収録されたものが出ているのを見つけました。ものすごく興味があるのですが今すぐ手を出す気にならず。特にBud Powellくらいの古い人は著作権が切れて色んなオムニバスが出てるのでアルバムの見方に困ります。ではまた。

4/8

 今日はtrombone clubで演奏でした。OBの先輩がお店に遊びに来てらっしゃってセッションしてもらいました。それにしても今日は朝から夜までよく弾いた・・。

 今Archie SheppとMal Waldronのデュオ"Left Alone Revisited"を聴いてます。ほぼ全曲バラードで固められたこのアルバムはシンプルで重いMal Waldronのプレイが一番好き嫌い別れるところだろうと思います。アルバム名からしても多分日本のレーベルの企画物ですね。

 結局帰りは朝方になってしまいました。明日はちゃんとした時間に寝ます。ではまた。

4/7

 昨日は飲みすぎて後輩の家に泊まらせてもらいました。よいちくれてめちゃくちゃしてしまい後悔の一日でした。あんなに酔っ払ったのは久しぶり・・。

 今日は友人達と夕食に、福岡は六本松にあるCabiria Cafeに行ってきました。後輩達が頑張って演奏してました。かわいらしく。店でかかってたCDのオルガンが誰かすごい気になったんですが、音が新めで黒い感じの演奏だったので、Jimmy Smith直系のプレイヤーだと思います。もうとにかくリズムがすごくて、今更ながらチェックしとけばよかったと後悔してます。

 明日も六本松に練習しに行ってきます。ではまた。

4/4

 Jackie McLean漬けの一晩は夜中に何度も目を覚まし、うっすらとした最後の記憶は"Demon's Dance"がかかり始めたところでした。切ない。"Cool Struttin'"に参加していたメンバーはこれでみんな亡くなってしまったわけで。

 癒しの音楽を求めて、今Teddy Wilsonを聴いてます。ペダルの使い方が独特で、左手が鍵盤を押したアタック感は残しつつわずかに音がかすれて残るようなタイミングでペダルを踏んでいるようです。Art Tatumもこんなことやってるんだろうか、と思うとちょっと恐ろしくなってきます。あのスピードで。

 今日は夜に予定を入れてなかったので結構ゆっくりできてます。次は何を聴こう、なんて考えてもぱっと思いつかなくて悩ましい今日この頃です。なんかよさそうなやつを教えてください。ではまた。

4/2

 3/31にJackie McLeanが亡くなったそうです。本当にショックです。でも年齢からすると妥当なのかも。生まれて初めて聴いたジャズサックスプレイヤーがJackie McLeanで、初めて名前を覚えたサックスプレイヤーもJackie McLeanでした。僕の一番好きなサックスプレイヤーの一人でした。亡くなったと知ってもどこか実感が湧かないような、僕にとってとても近しい他人でした。残念だ、それ以上に悲しい。何十年か後、一緒にセッションしてもらえるように今のうちに自分の出来ることを必死でやっていたいと思います。

 今日はJackie McLean追悼のためとにかくJackie McLean尽くしでいきたいと思います。まずはSonny Clarkの"Cool Struttin'"でしょうか。目一杯聴いてやります。ではまた。

4/1

 僕、学校辞めました!そして僕はChick Coreaみたいなピアニストになりたいです!

 うそです。結局エイプリルフールだろうがなんだろうがうそはついちゃいけないってことで、今日も一日正直に過ごしました。今日はbackstageに遊びに行ってきました。かかっていたKenny Dorham名義のアルバムがものすごくかっこよかったのを覚えてます。名前を覚えてないのが失敗。今度調べておきます。Sonny Rollinsとか参加してたので、"Jazz Contrasts"だった可能性大です。

 来週からまた学校が始まりますが、明日は花見に行く予定。体調管理はできそうにないので、とりあえず遅刻だけはしないように頑張ります。ではまた。