2004年8月

ムシムシ。

 

8/31

 今日はtrombone clubで演奏でした。バイオリン弾きの先輩も遊びに来て下さって、楽しく演奏できました。明日起きられるんだろうか。

 ソロピアノの参考にしているもののひとつにBobby Timmonsの"Born To Be Blue"があります。これは彼のピアノトリオの名盤のひとつですが、一曲目のBorn To Be Blueのインパクトがあまりに強くて、僕の中でそれを聴くためだけのアルバムになってしまっています。

 一般にジャズ聴きがそうなのかわかりませんが、一曲のためだけにあるアルバムっていうのが僕の中で結構沢山あります。The Three Soundsの"Black Orchid"はA Foggy Dayを聴くためだけに聴いています。以前はBud Powellの"Bud Powell Trio Plays"もWoody'n Youを聴くためだけのものだけだったりもしました。でも、よく考えるとそれがきっかけになるのであればそういう聴き方もいいかもしれないと思えてきます。そのおかげで色々雑食的に聴くことができたとも思えてきます。

 語りだしたとたんに時間が目に付きました。もう1:30をすぎている。明日は講義自体は昼までなので、昼寝でもして睡眠不足を補うことにします。ではまた。

8/30

 今日も一日家にいました。台風がすごい!九州をかすめることはよくあるんですが、福岡に直撃することなんてほとんどないもので。雨戸を閉め切った真っ暗な部屋の中で、ついつい昼間で眠ってしまいました。

 今日はまたBud Powellをずっと聴いていました。今日は"The Amazing"のVol.2以降を聴くことに。Vol.2以降の演奏はそれまでと一線を隠すものがあります。なによりもその音楽性の変化に驚きます。Glass Enclosure、Sure Thingといった曲、またAutumn In New Yorkのアレンジなど。もともとそういうものを持っていたのでしょうが、なぜ急に。

 テスト中はBud PowellやCharlie Parkerにどっぷり浸かろうと思います。バップだけを聴き続ける一月があってもいいと思います。普段から大体そうですが。今月は、ごめんEric Dolphy。ではまた。

8/29

 今日はなんだか久しぶりの休みの気がして、出かけもせず引きこもってました。勉強せな。

 ライブの時の録音を聴きつつも、今日はBud Powell尽くしでした。"The Amazing Bud Powell"は1作目が最高です。全部最高ですが、これが僕の中で跳びぬけて良いです。あとは"Jazz Giant"です。"Genius Of Bud Powell"も、"Bud Powell Trio Plays"もすばらしいです。というか、全部いいです!でも、コンプリートするにはお金が。

 Jaki Byard欲しい。でも手を出すのには微妙に勇気が要ります。よし!買うぞ。Eric DolphyのCDを聴いてほれ込みました。買って外れたら痛いので、知り合いによいものを聴いてみます。本当によかったら紹介します。ではまた。

8/28

 今日は用事があってblack berryに行きました。ついでにEric Dolphyの"Outward Bound"をもっていってかけてもらいました。なんだかんだ言って好きなEric Dolphyですが、女性のお客さんがいるときとかはちょっとアレかなあと思うところも。ぴーぷー鳴ってるので。

 とはいえ、ソロに入るなり爆発したように広がる音の海は一気に僕をひきつけます。ピアノのJaki ByardもErci Dolphyのソロにつけ、ひとつの音楽が完成する感じです。結局お客さんどうこうじゃなくてリクエストしてかけてもらうんですが、気がとがめるところも。

 学校が近い!ので朝方に直すべくがんばっているんですが、朝起きられません。起きたらもう昼。こんなんじゃだめだ。まずは睡眠時間を直すところから始めよう。7時間まで減らして、朝は8時に起きられるように。ではまた。

8/27

 反省するところは多々ありましたが、何とか無事ライブを終えることができました。テストなので、これからしばらくは活動を狭めていきます。これも留年しないためです。さあ勉強がんばるぞ。

 昨日初めてGil Cogginsのリーダー作を聴きました。black berryにあったのですが、"Gil's Mood"というアルバムで、ピアノトリオによるものです。これこそバップピアノです。Barry HarrisやTommy Flanaganのような流暢なプレイではありませんが、リズムや持っている雰囲気はまさに僕の思うジャズ。さすが、ニューヨークの四大ジャズピアニストに数えられる名手です。

 サイドメンとして参加している作品も少なく、僕の知っているものではJackie McLeanの"The Long Drink Of Blues"、Miles Davisの"Miles Davis All Stars"くらいです。つい先日亡くなってしまいましたが、録音がわずかでも残っているのがせめてもの救いです。

 今探しててもうひとつ見つけました。Jackie McLeanの"Fat Jazz"というアルバムにも入っています。でもスタンダードはひとつもやっていない。ちょっと残念。でも一応チェックしておきます。ではまた。

8/26

 いよいよライブが明日に。気合入れていきます。

 今日black berryでGeorge Walligntonの"Live at Cafe Bohemia, 1955"をかけてもらいました。やっぱ、この白人らしくないバップピアノが大好きです。がりがり弾きまくるでもなければ、軽いリズムにのせて弾くでもない。

 でも、レコードで持っている一枚はもっとがっつんがっつん弾きまくってた記憶があります。たまたまこの作品がよかっただけかもしれません。どちらにしても、もうちょっと色々聴いてみないとわかりません。探してみます。

 アマゾンで色々見てたら、Jaki ByardのCDに突き当たりました。試聴してみるとなんだかいい感じ。多分Lennie Tristanoのときのような気持ち悪い思いをせずには済みそうです。買い、です!Eric Dolphyの"Outward Bound"に入っていたピアノも面白かったし。あとRoland Hannaのパーカーの曲ばかりやっている作品。とにかく色々聴いてみます。よい物を探すべく。ではまた。

8/25

 バイトがあったので、ついでに部室によることに。でもバイトが中止になり、それからしばらく部室で過ごしました。やはりまた"Night Dreamer" "Unity"にお世話になりました。かっこいい、かっこよすぎる。

 今日はバイトが中止になって早めに家に帰ってきたので、DVDでPhineas NewbornやOscar Peterson、Cecil Taylorなどを見てました。やっぱ気持ち悪い、Cecil Taylor。フリージャズはまだやっぱ難しいです。演奏が気持ち悪いと感じるとなんだか動きもまるでクモがわしゃわしゃと動いているように見えてきます。でも一音一音の重みや繰り返し使われるフレーズにはひとつのコンセプトにのっている確信に満ちたものが感じ取れます。でも、いったい何が言いたいんだ。言葉がややこしい。

 今日は客人を迎えることになっているので、部屋を片付けないと。掃除機はもう勘弁してください。ではまた。

8/24

 今日は東京から帰ってきた先輩と演奏するためblack berryに行きました。ついでに、先日Tsutayaで借りたCDもかけてもらうべく持っていきました。意外に聖飢魔Uが評判がよかったのが面白かったです。ただのおふざけなバンドじゃないということが立証されました。

 Oscar Petersonの"My First Jazz"というベスト盤にはトリオやカルテットの演奏他ビッグバンドと一緒にやっているものまでありました。ギターにHerb Ellis、ベースはRay Brown、ドラムはEd Thigpen。ベスト盤といって馬鹿にしてはいけませんね。ある意味カタログのようにこちらにいろんなアルバムの紹介をしてくれるものだと感じました。Woody'n Youはどのアルバムに入っているんだろう。探して買おうと思います。

 明日は夕方からバイトです。それまでは家でゆっくり勉強でもしようと思います。ゆっくりしてもいられないんですが。もうすぐ学校始まる。ではまた。

8/23

 今日は一日家にいました。勉強していたのですが、やっぱり急に始めても身が入るわけもなく。あまり進みませんでした。

 昨日借りてきたCDを聴いていたのですが、やっぱりSonny Rollinsはすごいと思いました。あのスイング感は同じサックスとはいえアルトではそうそう出せるものじゃないのでは。テナーならではだと思いました。今世紀を代表するインプロヴァイザーとしてCharlie ParkerとSonny Rollinsがあげられますが、なんというか、どちらも甲乙つけがたい。つける必要なんてありませんが。

 Wynton Kellyの"It's All Right"はファンキーなものばかりを集めた作品で、正直あまり趣味に合いませんでした。でもケリーのピアノに合わないというわけではありません。ただ、ケリーの軽く弾むピアノは4ビートで十分という感じです。やっぱり"Kelly at Midnight"でしょう!と言いたい。

 最近、邦楽を聴くといっても聖飢魔Uとかそんなんばっかです。今度忌野清志郎を借りてこよう。ではまた。

8/22

 バイトを終えて部室に行き、帰りにTsutayaでCDを借りてきました。Sonny Rollinsの"A Night At Village Vanguard"とOscar Peterson "My First Jazz"、Miles Davis "All Stars Vol.1"、Wynton Kelly "It's All Right"。気が向いたのでそれに加えてSex Machinegunsと聖飢魔Uのアルバムを借りてきました。みかん!みかん!みかん!

 Sonny Rollinsのアルバムもそうですが、サックストリオっていうのはなんだか変わった雰囲気を持っているように感じます。耳に慣れないだけかもしれませんが、Ornette Colemanのゴールデンサークルのやつを聴いたときに感じたものと同じ何かがあります。なによりたった一つのサックスの音が深く響くというか、音がないという音もあるんだな、という感じです。

 どうも、指が筋肉痛です。左手に続いて右手まで。そんなに一日中弾いていたとかいうわけじゃないんですが。変に負担がかかる弾き方をしていたのかもしれません。そういうとこも気をつけないと、練習どころじゃありません。困った。明日は何もないので安静にしてます。ではまた。

8/21

 薬膳カリーベースキャンプに行ってきました。後輩や友人が数人来ていて、みんなで演奏しました。楽しかったです。

 バドについては奇怪な行動がよく話に出てきます。"Blue Note A History of Jazz"というDVDでも話に出てきたのですが、演奏中に手ごとピアノから立ち上がり、宙でそのまま手を動かすという変な行動に出たことがあったとか。そのときはその店の用心棒につまみ出されたそうです。精神的に病んでたとかそういうことの前に、相当な変わり者だったんでしょう。Charlie Parkerも似たような話がありますし。

 その話はともかく、やっぱりバドはすごい。次から次に音楽が出てきます。頭からあふれ出すように、汲めども尽きぬというか、圧倒的です。特に"Bud Powell Trio Plays" "Jazz Giant"の二作は圧倒的です。

 なんだかんだいって聴くものがBud Powellに戻ってしまいました。最近はGrant Greenとかばかり聴いてたんですが。好きなものはどうしようもないですね。ではまた。

8/20

 今日は買い物に行ってきました。シャツに生茶パンダ他数点を購入して帰ってきました。

 買い物の帰りに部室によってみると、部室にWayne Shorterの"Night Dreamer"とLarry Youngの"Unity"があるではありませんか。悦って帰ってきました。Black Nileはすごくかっこいいですが、Wayne Shorterの今のプレイがわかるというか、エスニックな臭いがします。

 オイルマッチというものを買ってみたのですが、火がつかない。かなり苦戦してます。ちょっといじって火がつきやすくなるようにしてみようかと思います。うまくいかなかったらオイルマッチは討ち死に。ではまた。

8/19

 今日はblack berryに行っていました。今帰ってきたのですが、朝からひどく左肩が凝っていて、まだ痛みが取れません。black berryにいる間もずっとそうでした。なんとか昼までには治って欲しいものです。困ってます。

 black berryで友人の持ってきたKenny Burrell "At The Five Spot Cafe"を聴いていました。メンバーがまたすごい。Art Blakey、Kenny Burrellを筆頭に、Tina BrooksやBobby Timmons、さらにRoland Hannaまで参加しているという。まさにジャズ尽くしという感じです。

 帰りに友人に車で送ってもらったんですが、車の中でMartin TaylorのMoose the Moocheが流れてました。ソロギターってのはやっぱりJoe Passとかが強く影響してるんでしょうか。どこだかよくわからないんですが、Joe Passみたいな感じがします。

 そういえば、Moose the MoocheといえばCharlie Parkerの馴染みの売人のあだ名。ジャズトリビアです。もしかしたらジャズをやるものの間ではごく当たり前の知識なのかもしれませんが・・。ではまた。

8/18

 今日もまた友人宅からの更新です。でも今日はちゃんと帰ります。現在3:18。このままじゃ夜型が治らない。

 今日はtrombone clubで演奏でした。演奏が終わるとblack berryへ。そこでNat "King" Coleの"After Midnight Sessions"をかけてもらいました。やっぱ、あれはいいです。正直、バイオリンっていう楽器はStephane Grappelliのイメージが強くてジャズの中では限られた印象を持っていたのですが、このアルバムに出てくるStuff Smithは素晴らしいです。とか何とか言いながらもStephane Grappelliは何枚かレコードを持っているという。荒れはあれでかっこいいから好きです。Stephane GrappelliはDjango Reinhardtとやっているものが好きなんですが、ちゃんとしたアルバムとしては持って無いんですよね。いいのが見つかったら買おうと思います。

 明日も起きるのは多分昼過ぎになると思います。でも朝起きないと、昼からは大体家を出るのでちゃんと勉強できないという。テスト迫る。ではまた。

8/17

外から更新しちゃったんでログに残ってないです。

ごめんなさい。

8/16

 ここんとこパソコンの調子が悪くて、フォーマットしてやっとネットにつながるようになりました。やっぱ外付けHDDがわるいのかも。昨日の分は過去日記に入れてます。

 ジャイマカはいい店でした。飯はうまいし雰囲気はいいし。西新にもあんな店があったとは。ジャズの店は西新にはほとんどないみたいなんですが、ジャズとは関係なしにこの店はおすすめです。

 昨日の帰りにTsutayaで借りてきたDVDを今見ています。"One Night With Blue Note" "ブルーノート物語"と書いてある二枚です。まだ前者しか見てないんですが、感動するものがあります。Herbie HancockがCantalope Islandを弾いとる!

 もう一枚にはBud PowellとかThelonious Monkなんかも入っているようで、ものすごく期待してます。買わなくてもほんの数百円でこういうものが見られるのだから、ありがたいものです。とりあえずはBud Powellのピアノを弾く姿が見たい。なにをおいても。

 盆休みになると家族が出かけてしまって、なぜか僕一人で家にいるわけです。痛いのは、電話回線か何かに問題があって家からネットにつなげられないということ。本当に退屈です。ではまた。

8/15

 今日はジャイマカというお店に行ってきます。ジャマイカ料理店?らしく、たまに生演奏もやっているということです。まだぜんぜん行ったことないのでよくわからないのですが、名前は前から聞いてました。西新にあります。結構有名なお店なのかも。

 Kenny Drewと言えば僕の中では流れるようなきれいなメロディーと黒人臭くない演奏というイメージがあるんですが、それは結局ヨーロッパに渡った後のものを最初に聴いたからということになるみたいです。今Grant Greenの"Sunday Mornin'"を聴いています。ピアノはKenny Drewですが、使うコードやソロの構成ひとつ取ってみても、なるほど、Bud Powellの直系のバップピアニストという感じです。ファンキーな感じがしますが、それはGrant Greenと一緒にやっていることもあると思うので。

 Kenny Drewの卓越したピアノテクニックは昔から存在しています。相当クラシックも弾けたらしいですが、一説によると幼いころからクラシックのコンサートやなんかをやってたりもしたとか。昔は黒人にとってはクラシックをやりにくい世の中だったでしょうから、Art Tatumとかと同じくクラシックの道をあきらめた人なのかも。

 昨日は弟と徹夜でゲームしてました。あんなことするのはひさしぶりでした。くにおくん万歳。ではまた。

8/14

 今日は一日ヒマだったのでCD紹介のところを大幅に更新しました。最近色々CDを買ってたし。改めて自分の持ってるCDの量と今の煩雑さを実感しました。ちゃんと整理しとかないと訳わかんなくなりますね。ものすごく面倒くさいんですが、たまには整理しないと。

 整理ついでに色々聞いて見たんですが、その中でも頭に残ってるのがThad Jonesの"The Magnificent Thad Jones"です。ピアノがBarry Harrisで、ものすごく参考になる一枚です。Thad JonesといえばCount Basie OrchestraとThad & Melしかわからないという人も多々。僕もそんな感じでしたが、こういうのを聴くとイメージも払拭されるというものです。ビッグバンドでの活動が大きいせいかもしれませんが、Thad Jonesの古典的ともいえる演奏はものすごく好感が持てます。

 あとBud Powellの"Genius Of Bud Powell"、McCoy Tynerの"The Real McCoy"、Miles Davisの"Nefertiti"、Nat Adderleyの"Work Song"なんかを聴きました。初めて気づいたんですが、Nat Adderleyの"Work Song"にJinglesというWes Montgomeryの曲が入っているんですね。今までWes MontgomeryのCDとDVDでしか聴いたことがない気がしてたんですが、とんでもないですね。こんなCDがあったとは。聴き返してみるのも大切です。量が多いと特に。

 久しぶりの家での酒に結構いい気分で書き込んでいる僕です。あんまり語りだすと長いんでこの辺にしておきます。盆で実家に帰ってある方も多いんでしょうね。僕は実家なので特に帰る場所もないですが、家でゆっくり家族と過ごそうと思います。ではまた。

お詫び)間違ってました。Nat Adderleyの"Work Song"にはJingles入ってません。Milt Jackson & Wes Montgomeryの"Bag Meets Wes"に入ってます。ごめんなさい。

8/13

 昨日はblack berry盆休み前の宴会でした。本当に、ご馳走様でした。僕も盆休みに入ろう。というわけで今日は一日まったりしています。祖母の家に遊びに行ってついでにまた散歩とかしてきました。

 Django ReinhardtとBarry HarrisのCDをblack berryに持っていってかけてもらいました。Django Reinhardtはやっぱりヨーロッパのジャズって感じですね。三本の左手でここまでできるのか、と感動です。実際使っているのは二本だという話を聞いたことがありますが。本当なんでしょうか。

 ついでにHank Mobleyの"No Room For Squares"という作品もかけてもらいました。これの60年代チックな音楽が結構ツボにきてます。ピアノはHerbie HancockとAndrew Hillが半分ずつくらい。Philly Joe Jonesもかっこいい。

 盆休みとは言っても更新は続けます。家でゆっくりジャズが聴けることもそうそうないので。パソコンを自分の部屋に持ち込んでゆっくり聴こうと思います。ではまた。

8/12

 今日もblack berryに行ってきます。帰れない可能性もあるので、今のうちに更新しておきます。

 Eric Dolphyはいいのがいくつかあるらしいです。先日Comboで酔っ払いのおじさんにすすめられたのが"Out There"でした。ベースがRon Carter、ドラムにRoy Haynesが入っているなど、聴く前から興味をそそられるところがあります。

 聞くところによると"Out To Lunch"は死ぬ数ヶ月前に作られたとか。John Coltraneがフリージャズに到達したのと比べると随分短いし、僕自身その間を埋めるほどよく聴いているわけではないですが、なんか流れのようなものがあるんでしょうか。

 Comboでかかっていたレコードで印象的だったのがWalter Bishop Jr. "Speak Low"です。これはすばらしかった。ぜひほしい、家で聴きたいと思いました。文句なしの名手だと思いました。みなさんもどうぞ。ではまた。

8/11

 今12日11:30。昨日はコンボで閉店まで過ごした後中州の角打ち屋で飲み、ブラックベリーに雪崩れ込み、結局そこに朝まで厄介になりました。ほんとにすみませんでした・・。

 コンボ、ブラックベリーでStephen Scottの"Vision Quest"をかけてもらったのですが、どちらとも5、6曲目くらいまでは気持ちよく聴けて、そこからはなんだか飽き飽きしてくるという感じでした。スタンダードで埋めろというところまでは行かないにしても、もうちょっと選曲はないものかなあと。新しい難しい音楽って言うのは確かに刺激的なんですが、逆に単調になりがちのような気がします。

 今日の夜もブラックベリーに行くことになってます。世は盆だというのに、僕はどうにも落ち着きません。昼間のうちに勉強しておきます。ではまた。

8/10

 今日はtrombone clubで演奏でした。今帰宅。3:00です。昼間は近所を散歩。小さいとき行ってた公園を回ってみると色々思い出して、楽しかったです。

 今日またLarry Youngの"Unity"を聴いてました。やっぱすごいです。かっこいいです。ちょうどJimmy SmithをDVDでみた直後でしたが、異質な魅力があります。どっちかというとJimmy Smithは露骨なブルースフィーリングに魅力があるような感じですが、Larry Youngはハードバップ。決して叫ぶような演奏をすることはなく、クールに決めます。そこが大好きです。

 関係ないですが、Kenny Drewの"By Request"には第二段があります。"By Request U"とかいうやつです。これもやっぱり読者投票のようなタイプのやつだと思うんですが、どうやらこれが最後らしく、"By Request V"はないようです。第二段も、多分第一作ほどではないにしろ、聴きやすく良さそうな感じです。有名な曲が多いし。聴きはじめにはよいかも。ではまた。

8/9

 たまった疲れも12時間寝てすっかり吹き飛びました。食欲も復活。でもちょっと暑くなったらまた食欲不振になるんだろうなあ。

 最近部室でBobby Timmonsがフィーバーしてます。Dat DereやThis Here、Moanin'といったBobby Timmonsの曲を取り上げるバンドがいくつか。応援してやってください。

 Phineas Newborn Jr.が恋しくてなりません。レコードプレーヤーが壊れて早一年。今一番聴きたいのは"A World Of Piano"。あと買ってすぐレコードプレーヤーが壊れたという悲惨な目にあった"Piano Portrait" "I Love A Piano"。後二者はCD化されていないようで。早いとこレコードを聴ける環境に戻したいところです。

 そういえばレコードにはElmo Hopeの作品もひとつあったはずです。試しに買ってみたんですが、気持ち悪くて聴くのやめてしまいました。こないだ買ったLennie Tristanoとはまた別の気持ち悪さでした。Herbie Nicholsは個性的なピアニストですが、気持ち悪くないのが不思議。何がそうさせているのか。それがわかって自分のものとして演奏しているんでしょうから、やはり偉大なのでしょうが・・。

 元気になってきたところで、勉強してきます。気合の入っているうちにしないと、終わりそう。ではまた。

8/8

 ここんところ疲れがたまってたので、今日はしっかり寝ました。意外にも昼前に起きてしまったんですが。時間もあるし、髪を切りにいって地元の駅前でやってた祭りをちょっと見に行ってきました。知ってる人にまったく会わなかったからすぐに帰ってきましたが。

 George Wallingtonの"Live at the Cafe Bohemia"、思ったよりもかなりいいです。リズムも白人白人してないし。バップだし。共演者がJackie McLeanとDonald Byrd、Art Taylor、Paul Chambersというかなり豪華なもの。先日買ったLennie TristanoのCDと比べたらもう気分的には天と地の差です。

 Claude Williamsonもじっくり聴いてみました。こちらは最初にちょっと聴いてみたときとあまり印象が変わりませんでしたが、よさそうです。リズムが好みじゃありませんが、使うフレーズとかはもうバドです。白いパウエルとか言うよりは、この人はこの人という感じかも。そんなにいうほど似てはない気がします。

 それよりもやっぱBarry Harrisです!これしかない。でも今は結構新しいピアニストに目が向いています。そんなに若手じゃないですがMarcus Robertsが聴いてみたい。面白いピアニストだということで視聴してみたら、なんだか好みっぽかったです。財布と相談してみます。ではまた。

8/7

 福岡は百道浜の浜辺で飲み会をしてきました。みんなものすごく盛り上がって、海に飛び込むもの続出。あと投げ込まれるものも続出。とても楽しかったです。

 昨日後輩からBenny Greenの"Funky"とClaude Williamsonの"'Round Midnight"を借りました。Claude Williamsonは初めて聴いたのですが、やはり白いパウエルと称されるだけあって正当と言えるバップをやっていました。ただ、管で言えばPhil Woodsのような感じの印象を受けました。リズムがちょっと違う。Benny Greenはアルバム名通りFunkyな選曲と演奏で、でもどこか爽やかに決めてました。This Hereをやっていたのにはちょっと感動しました。

 疲労がとれないので、明日は一日ゆっくりします。あとそろそろ勉強してないと試験が。ではまた。

8/6

 今trombone clubから帰宅。最近家にいることがとても少なくて、たとえ寝てもちゃんと疲れが取れた感じがしません。やっぱり家が一番。

 今日また岩田屋一階のアウトレットセールでCDを買ってきました。Stephen Scott "Vision Quest"とGeorge Wallington "Live at Cafe Bohemia / 1955"の二枚です。最近Stephen Scottにはまり気味。

 Stephen Scottの"Vision Quest"のライナーノーツは寺島靖国氏によるもので、そのなかに"Aminah's Dream"というアルバムの紹介があったので、今それに興味が向いています。Stephen Scottは初期のものはSonny Clarkに傾倒したような演奏をしているとか。ぜひ聴いてみたいと思います。

 眠くて頭が痛くなってきました。明日は明日で飲み会があります。体が持たないかも。ではまた。

8/5

 今日は友人宅から更新。明日は朝からバンド練習があるので、こうすることに。

black berryで友人の持ってきたJimmy SmithとKenny Burrellが共演している作品がかかっていました。なんというか、すごいスイング感でした。Jimmy Smithはあいかわらず弾きまくるんですが、なぜかうっとうしくないという。不思議です。前はあんなに嫌な感じがしたのに。

明日はtrombone clubで演奏です。朝のバンド練習が早いのでもう寝ます。ではまた。

8/4

 二日越しの帰宅。一昨日飲みでそのままblack berryに一晩お世話になり、昼頃バイトに行って夜はtrombone club、帰りにblack berryによってそのまま朝まで過ごし、今やっと帰宅。現在6:30です。結構ハードですが、今晩もblack berryに行ってきます。

 一昨日black berryで借りてきたNat "King" Coleの"The Complete After Midnight Session"という作品、これは大変すばらしいです。多くの共演者とのセッションを集めたものなのですが、Harry Edison、Stuff Smithなど一昔前のヒーロー達が顔を連ねます。スイング感といい落ち着ける雰囲気といい、申し分ないです。新しいものばかり聴いている人も、たまにはこういうものを聴いて欲しいと切に思います。

 とはいえやっぱり音楽として古い。ジャズ好きの中には流行らないのかも。僕はこういうの大好きなんですが、みんながみんなそうではありませんものね。でもぜひ流行らせたい。ではまた。

8/3

 今日もきっと帰れないんで夕方から更新しておきます。最近寝る時間がずれてつらいです。

 Barry Harrisはミドルテンポでやってるやつが一番好きです。Chasin' the BirdやMoose the Moocheなんかは僕の中じゃ最高です。

 聴いてて一番感じるのはリズムの繊細さです。ソロがまるで書き譜のように滑らかに進むのも魅力的なんですが、リズムが、なんだかどこに入っているのかまったく見当がつかないことがあって、それが彼の歌を作っているんでしょうけど、どうなっているのか未だによくわかりません。

 リズムといえばErroll GarnerのBehind the Beatと呼ばれるリズムの取り方も絶妙です。ものすごく後ろに引っ張るというか、テンポを一定にしたままで体感スピードがぐにゃぐにゃ変わっていくんです。スリリングです。こういうのはどの偉大なミュージシャンにも言えることかもしれませんが。

 昼間で寝たのはいいんですが、変なところで寝たので腰が痛い。首もどうかあります。ちゃんと布団で寝ないといけなかった。ではまた。

8/2

 現在8/3 6:30。帰宅です。大濠の花火大会に行ってきました。直前まで雨が降っていたのでどうなるかと思いましたが、雨も止み、例年よりも来場者が少なかったこともあって逆に見物にはもってこいだったような気がします。夕飯の後は朝までカラオケに行ってて、The Beatlesや世紀魔Uなんか歌ってました。

 The BeatlesをカバーしているものはGrant Greenの"I Want To Hold Your Hand"、Wes Montgomeryの"A Day In The Life"が有名なんだと思います。Oscar PetersonがYesterdayやEleanor Rigbyを"Motion and Emotion"というアルバムでやっていた記憶もあります。最近じゃJohn PizzarelliがThe Beatlesの曲ばかりをやったアルバムを出してたりGonzalo RubalcabaがImagineやHere There And Everywhereをやっている他、大勢のミュージシャンがYesterdayやNorwegian Woodなどの曲をカバーしているようです。ビートルズからジャズへと入っていった僕としてはなにかうれしい感じを覚えます。

 家にまだ"Jazz Piano Beatles"という楽譜があります。中学校のときに買って夢中で弾いて、以来一度も開いてません。これは僕をジャズに導いてくれたお守りのようなものなので大切にとっておこうかと思っています。ポップスからジャズに入る人は沢山いるんでしょうが、ビートルズが好きな人にはこれはお薦めかも。ではまた。

8/1

 今日は台風のため大濠の花火大会は中止。でも夕方ごろから天気は安定してきて夜にはいい感じの天気になってます。これは一体どうしたことだ。

 Manhattan Jazz QuintetがFukuoka Blue Noteに来るようです。10/15-16の予定になってます。10月はCount Basie Orchestraも来るし、割といい感じかも。

 大物が来ると何がうれしいかって、福岡市内のJazz Barにそのミュージシャン達が出没するんです。backstageには度々Duke Ellington Orchestraのメンバーが現れることがあったようで、それを目当てに行く友人もいました。もちろん着たら必ずどこかに現れるというわけではありませんが・・期待できます。Lewis Nashとセッションをしてもらった友人の例もありますし。

 Roy Hargrove来ないのかなあ。Benny Green来ないのかなあ。Barry Harrisは来ないだろうな。正直着て欲しいミュージシャンはなかなか来てくれないものです。福岡だし。だからこそ来るときには逃さずに行くようにしたい。情報収集が大事ですね。今一番の後悔はArmad Jamalに行けなかったこと。ではまた。